二海郡八雲町は、北海道渡島半島の北部に位置する町です。函館市と室蘭市の中間にあり、太平洋と日本海の2つの海に面する日本で唯一の町です。町名は、日本最古の和歌である「八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」から引用されたもので、豊かで平和な理想郷を意味しています。 八雲町は、自然の恵みにあふれた町です。太平洋側では、タコやホタテなどの海産物が水揚げされ、酪農や果樹栽培も行われています。日本海側では、山々が連なり、遊楽部川や見市川などの清流が流れています。また、町内には温泉や環状列石などの観光スポットもあります。 八雲町は、歴史や文化にも触れることができる町です。例えば、江戸時代に幕府へ献上された鷹を待つ場所として「鷹待」と呼ばれた地区や、日本初の女性教育者として知られる小柳節子の生家などです。また、毎年8月には「八雲まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。 八雲町は、自然と歴史と文化が調和した魅力的な町です。四季折々の風景や味覚を楽しみながら、八雲町の特色を感じてみてください。