黒松内町は、北海道後志総合振興局管内の南端にある町で、寿都郡に属します。町名はアイヌ語の「クルマッナイ」（和人の女性の沢）に由来します。町の面積は345.65平方キロメートルです。 黒松内町は、ブナ北限の地として知られています。海に面していない内陸の町であるが、太平洋側と日本海側とも町境から海岸線までの距離はわずか200メートル程度です。河川は朱太川が主要な流域で、町の中央を南北に流れています。 黒松内町は、西岸海洋性気候に属し、対馬暖流の影響で北海道の中では比較的温暖な気候です。冬は雪が多く降り、年間の最大積雪深の平年値は838センチメートルです。夏は涼しく、年間の最高気温記録は34.5度です。 黒松内町には、自然や歴史に関する見所がたくさんあります。例えば、黒松内温泉は1998年に開湯した天然温泉で、泉質はナトリウム-塩化物泉で、神経痛やリウマチなどに効果があるとされています。また、道の駅くろまつないは1999年にオープンした施設で、農産物や特産品の販売や食事処などがあります。さらに、黒松内新道は2009年に開通した道路で、黒松内JCTから黒松内ICまでを結んでいます。