島牧村は、北海道後志総合振興局管内の南部に位置する村で、島牧郡に属します。村名はアイヌ語の「シマコマキ」（岩石の後背）に由来します1。村の面積は437.18平方キロメートルで、2023年2月28日時点で人口は1,310人です。 島牧村は、古くはニシン漁で栄え、現在はヒラメやカレイなどの刺し網漁やサケの定置網漁などが盛んです。また、景観を生かした観光にも力を入れており、村内には直売店や民宿を兼ねる漁家も多くあります。 島牧村には、自然や歴史に関する見所がたくさんあります。例えば、大平山は自然環境保全地域に指定されており、標高1,000メートル以上の高山植物が見られます。また、歌島沼や大平沼などの湖沼や、賀老の滝や白龍の滝などの滝も美しい風景を楽しめます。さらに、神威鍾乳洞は日本最大級の鍾乳洞で、約1,000万年前から形成されたと言われています。 歴史的には、厳島神社や巌島神社などの神社や、1970年代に旭山動物園から湯治に来たゾウの花子の話などが有名です。また、宮内温泉は江戸後期に発見された温泉で、泉質はナトリウム-塩化物泉で、神経痛やリウマチなどに効果があるとされています。