札幌市東区は、市の東部に位置し、平坦な地形で豊かな自然に囲まれた区です。区のシンボルマークは、緑色の「東」の文字と、周りにある6つの円で構成されています。緑色の文字は自然を、円は北国の雪の結晶を表しています。 札幌市東区の歴史は、明治時代にさかのぼります。大友亀太郎という人物が幕府の命を受けて開拓に着手しました。彼は「御手作場」という幕府直営農場を造り、用水路や道路、橋などを整備しました。その用水路は「大友堀」と呼ばれ、現在も創成川として残っています。 札幌市東区は、農業・工業・商業の三拍子がそろっている区です。特にタマネギ栽培は全国的に有名で、東区特産の「札幌黄」という品種があります。工業では、苗穂地区や丘珠地区に多くの工場があります。商業では、卸売センターや大型施設があります。 札幌市東区には、見どころがたくさんあります。サッポロさとらんどは、農業や食文化をテーマにした施設で、動物や植物と触れ合ったり、体験学習したりできます。モエレ沼公園は、世界的な建築家イサム・ノグチがデザインした公園で、美しい景観や芸術作品が楽しめます。ガラスのピラミッド（愛称ひだまり）は、モエレ沼公園内にある施設で、展示室やカフェなどがあります。札幌コミュニティドーム（つどーむ）は、屋内芝生広場やスポーツ施設などがある複合施設で、さまざまなイベントが開催されます。