札幌市豊平区は、市の南東部に位置し、北は白石区、西は中央区、南は南区、東は清田区と接しています。区のシンボルマークは、豊かな自然と人々の暮らしを表す緑色の円と、豊平川をイメージした青色の波線で構成されています。 札幌市豊平区の歴史は、明治時代に岩手県からの移住者によって始まります。彼らは月寒や平岸などに入植し、農業や畜産業を営みました。特に平岸地区は「平岸リンゴ」の産地として知られるようになりました。昭和25年に豊平町が札幌市に編入され、昭和47年に札幌市が政令指定都市に移行し、豊平区が誕生しました。 札幌市豊平区は、中心街にもほど近い便利な立地と、緑豊かな自然との調和が魅力的な区です。交通網も充実しており、JR函館本線や札幌市営地下鉄南北線、東豊線などが走っています。また、国道36号や北海道道36号札幌江別自転車道路なども通っています。 札幌市豊平区には、文化やスポーツを楽しめる施設が多くあります。札幌ドームは、野球やサッカーなどのスポーツイベントやコンサートなどが開催される大型施設で、屋根が開閉する特徴があります。北海道立総合体育センターは、プールやアリーナなどのスポーツ施設や温泉施設がある複合施設で、一般利用も可能です。札幌市カーリング場は、カーリングの専用施設で、国際大会も開催されています。