北海道瀬棚郡今金町は、後志利別川の上流域に位置する町です。町名の由来は、1893年に入植した今村藤次郎と金森石郎の名字からきています。町の木はイチイ、町の花はチューリップです。 今金町は江戸時代には松前藩の所領で、砂金やメノウ、マンガンなどの採掘が行われていました。明治時代にはキリスト教徒の開拓団が入植しましたが、教派の対立で分裂しました。1906年に瀬棚町から分村して利別村となり、1929年に一級町村制を施行しました。1947年に町制施行して今金町となりました。2004年には熊石町や八雲町との合併協議を行いましたが、単独で存続することとなりました。 今金町の産業は、男爵イモをはじめとした畑作や稲作、酪農、林業が中心です。また、日本スワイン農場株式会社などの企業もあります。観光業も重要な産業で、ピリカ湖や奥美利河温泉などの自然やレジャー施設があります。