蘭越町は、北海道後志総合振興局管内にある町で、磯谷郡に属します。町名はアイヌ語の「ランコ・ウㇱ」（桂の木の多い所）に由来します。町の面積は449.78平方キロメートルです。 蘭越町は、ニセコ連峰をはじめとする山々や尻別川などの河川に恵まれた自然豊かな町です。ニセコ連峰は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されており、登山やスキーなどのレジャーが楽しめます。尻別川は清流日本一に認定されたことがあり、サケやサクラマスがのぼる川でもあります。流域に広がる平坦地は水田の耕作に適しており、「らんこし米」が生産されています。 蘭越町には、自然や歴史に関する見所がたくさんあります。例えば、ニセコ湯本温泉は1885年に発見された天然温泉で、泉質はナトリウム-塩化物泉で、神経痛やリウマチなどに効果があるとされています。また、蘭越町貝の館は貝類の博物館で、世界各地から集められた約10,000点の貝殻や化石などが展示されています。さらに、蘭越町歴史民俗資料館は江戸時代から昭和時代までの生活用具や農具などを展示しており、町の歴史を知ることができます。