札幌市白石区は、市の南東部に位置し、豊平川と厚別川に挟まれた区です。区のシンボルマークは、白石城の城壁をイメージした白い石垣と、区の木であるポプラとナナカマドを図案化したものです。 札幌市白石区の歴史は、明治時代に仙台藩の白石城城主・片倉小十郎の家臣が移住したことに始まります。彼らは最月寒（もつきさっぷ）と呼ばれていた現在の白石中央付近に入植し、開拓使の岩村通俊判官によって白石村と命名されました。その後、白石村と上白石村が合併し、昭和25年に札幌市に編入されました。昭和47年には札幌市が政令指定都市に移行し、白石区が誕生しました。 札幌市白石区は、交通の要衝として発展してきた区です。東西に伸びる交通網が充実しており、JR函館本線や千歳線、札幌市営地下鉄東西線などが走っています。また、国道12号や北海道道36号札幌江別自転車道路なども通っています。 札幌市白石区には、文化やスポーツを楽しめる施設が多くあります。札幌市えほん図書館は、日本で初めて絵本専門の図書館として開館した施設で、国内外の絵本や児童書を約10万冊所蔵しています。白石郷土館は、白石区の歴史や文化を紹介する施設で、遊郭や定山渓鉄道などの資料や模型が展示されています。札幌コンベンションセンターは、大型の展示場や会議室を備えた施設で、国際会議や展示会などが開催されています。川下公園は、豊平川沿いに広がる公園で、芝生広場や遊具などがあります。