北海道久遠郡せたな町は、日本海に面した町です。町名は旧瀬棚町の「瀬棚」を平仮名表記したもので、アイヌ語で「犬の川」を意味する「セタナイ」に由来するとされます。町の木はオンコ、町の花はスイセン、町の鳥はカモメです。 せたな町は2005年に瀬棚郡瀬棚町と北檜山町、久遠郡大成町の3つの町が合併して誕生しました。町の北部は狩場山や茂津多岬などの山岳地帯で、狩場茂津多道立自然公園に指定されています。南東部も遊楽部岳などの山岳地帯で、西側は日本海に面した急峻な海岸が続きます。後志利別川が町を流れています。 せたな町の産業は、漁業や畑作、酪農、林業が中心です。特に漁業ではホタテやウニなどの養殖が盛んで、「せたなブランド」として知られています。また、観光業も重要な産業で、浮島公園や親子熊岩などの景勝地や、せたな温泉や真駒内温泉などの温泉施設があります。