札幌市南区は、市の南西部に位置し、市内最大の面積を持つ区です。区のシンボルマークは、南区のイニシャルである「ミ」を図案化したもので、緑と小鳥に恵まれた南区を象徴しています。 札幌市南区の歴史は、明治時代に飛騨屋久兵衛が豊平川沿いに山林伐採を始めたことに遡ります。その後、美泉定山が定山渓温泉を発見したり、エドウィン・ダンが真駒内に牧牛場を開いたり、石山で札幌軟石が発見されたりと、様々な開拓が進みました。昭和25年に豊平町と円山町が札幌市に編入され、昭和47年に札幌市が政令指定都市に移行し、南区が誕生しました。 札幌市南区は、自然と文化とスポーツが融合した魅力的な区です。支笏洞爺国立公園に指定されている定山渓温泉や藻岩山原始林などの豊かな自然があります。また、札幌ドームや北海道立真駒内公園などのスポーツ施設や、札幌芸術の森や札幌市澄川図書館などの文化施設もあります。さらに、果樹栽培も盛んで、観光果樹園ではリンゴやブルーベリーなどを楽しむことができます。