金沢市は、石川県の県庁所在地であり、北陸地方の中心都市として発展してきた歴史と文化の豊かなまちです。江戸時代には、加賀百万石の城下町として栄え、日本三名園の一つである兼六園や金沢城、長町武家屋敷などの美しい景観が今も残っています。また、金沢箔や九谷焼などの伝統工芸や、能楽や加賀万歳などの伝統芸能が受け継がれており、ユネスコの創造都市にも認定されています。 金沢市は、日本海側気候であり、雨や雪が多く湿度が高い地域です。冬は雪化粧した兼六園や長町武家屋敷跡などの風情は、金沢ならではのものです。夏は日差しの強く湿度が高いため、暑さに注意が必要です。また、雷を伴ってあられや雹が降ることもあります。気候の特徴は、伝統工芸である漆塗りや金箔製造に適しているとも言われています。 金沢市は、本州のほぼ中心に位置し、面積は467.77km2であり、そのうち約40％が有租地、約14％が国有地です。有租地の内訳は山林が43.2％と最も多く、次いで宅地が24.0％、田が18.3％となっています。市内には山も海もあり、自然にはとても恵まれています。犀川や浅野川の清らかな水や、わき水も多く、「用水のまち」としても有名です。