能美市は、石川県の南部に位置し、日本海と能美丘陵、手取川に囲まれた自然豊かな市です。能美市は、2005年に根上町、寺井町、辰口町が合併して誕生した新しい市です。市の面積は84.14平方キロメートルで、人口は約4万8000人です。 能美市の魅力は、歴史と文化です。市内には、原始時代から近世までの遺跡が数多くあります。特に、国の史跡に指定されている能美古墳群は、古代の大豪族たちが築いた壮大な墓域で、白山や日本海を一望できる能美丘陵にあります。また、市南部の佐野地区周辺には、伝統工芸である九谷焼の絵付け業者が多く集まっており、色鮮やかな陶器が作られています。 能美市は、電子部品や繊維関連の製造業も発展しています。特に、手取川の豊富な伏流水を利用した工場が多く立地しており、高品質な製品を生産しています。能美市は、「新しい加賀国の政治経済の中心地としてふさわしい地」という意味がある「能美」という名前にふさわしく、自然と歴史と産業が調和した魅力的なまちです。