八丈町は、東京都の島嶼部に位置する町で、伊豆諸島南部の八丈島と八丈小島を町域とします。八丈島は、富士火山帯に属する火山島で、南東部の三原山と北西部の八丈富士から成り立っています。八丈小島は、昭和44年に全員離島し、現在は無人島です。 八丈町の気候は、黒潮暖流の影響を受け高温多湿で雨が多いことが特徴です。産業は農業（花き観葉植物栽培）と沿岸漁業を基盤としており、商工では焼酎造りやくさや加工、伝統的工芸品の本場黄八丈織などのほか、各種の観光関連サービス業が中心となっています。 八丈町のシンボルとしては、町の木であるフェニックス・ロベレニー（シンノウヤシ）、町の花であるストレチア、町の鳥である国の天然記念物に指定されたアカコッコ、町の魚である春告魚とも呼ばれるハルトビなどが挙げられます。また、八丈町はハワイ州マウイ郡や沖縄県南大東島などと姉妹都市・姉妹島提携を結んでおり、交流を深めています。 八丈町は、火山島と無人島からなる独自の地形や気候、花きや焼酎などの特産品や工芸品、美しい自然や文化を持つシンボルなどが特色です。